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Yuki’s MUSEUM/斉藤由貴

”歌手”斉藤由貴のベスト盤を聞きました!
80年代アイドル〜女優〜歌い手の中にあってこの斉藤由貴は他の同系統の方たちとは一線を化していた印象です。デビューがCM(カップラーメン)のオーデションで認められ雑誌やドラマ(初代スケバン刑事やNHKの朝の連続ドラマもあり)で演技をする役者として入っていったのが大きな要因でしょうか。チャラチャラ系の作られたアイドルとはやっぱり違う空気が漂い過ぎです!(苦笑)
”スケバン刑事”はともかく、女優業以上に”歌手・斉藤由貴”では、余計に本人のその”ほんわか〜”または”おっとり〜”ぶりな空気の香りが充満・発憤されていましたよね。それも個性であって魅力でもあったのですが〜

ベストテン番組で出演する当時の彼女も流行であったキンキラ派手々な衣装は皆無で、年相応でない??(笑)しっとり風衣装の印象が深いです。
楽曲自体もアイドル路線でも無かったですね〜
と言うか、テレビで歌っている姿はあまり楽しそうでも無かったような?
演技している表情との温度差を当時もどこか感じていましたね。

本ベスト・アルバムもファンならずも満足な???一枚です。
”懐メロJ−POP”と言ってしまえば・・・そうなんですが・・・。
各収録曲の作家陣もなかなかのものですよ。
(1)夢の中へ・・・はもちおろん井上陽水の代表曲のカバーなのですが、編曲に崎谷健次郎。そして出るわ、出るわの豪華な顔ぶり!!松本隆、森雪之丞、谷山浩子、玉置浩二、筒美京平、原由子、来生えつこ、来生たかお・・・
でも、その”夢の中へ”のアレンジを今聴き直すとさすがにちょっと退く気持ちもあるけど(苦笑)

ボク個人の思い出懐かしい一曲は”MAY”です♪
彼女主演映画の挿入歌にもなっていました。(学生時代に観に行きました!苦笑)
いやっ!?特別な斉藤由貴のファンというわけでもないのですが、その映画では高井麻巳子(元おニャン子)を観に行ったのです・・・笑^^
彼女が歌っていた楽曲を今、またどなたかがリ・メイク(例えば、”悲しみよ こんにちわ”とか〜)したら・・・面白いかも知れませんよね〜
素敵な曲ばかりですもの。

全然!ロックしていませんが、思い出ある曲に出会うときもまさに”至福”なとき!ですね。
・・・懐かしいなぁ〜♪

Yuki’s MUSEUM〜斉藤由貴
(1989年)
1.夢の中へ
2.青空のかけら
3.「さよなら」
4.初戀
5.悲しみよ こんにちは
6.MAY
7.情熱
8.ORACION~祈り~
9.うしろの正面だあれ
10.3年目
11.少女時代
12.白い炎
13.土曜日のタマネギ
14.卒業
15.Where~金色の夜~
16.砂の城
17.LUCKY DRAGON
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"NEXT GATE" LIVE/白井貴子&CRAZY-BOYS

いわゆる”学園祭ライブの女王”の草分け的な存在の一人だったかと思います。
白井貴子&CRAZY-BOYSが熱かった頃を捉えたライブ盤を聞きました!

あの優しそうな表情からはとても想像出来ないほどに汗がほとばしる勢いある頃のロックしている白井貴子です。現在の白井貴子の状況は・・・ボクも詳しくないのですが、ご本人のHPを拝見しても音楽活動は続いている様で・・・って言いますか昨年(’06年)!?”CRAZY-BOYS”(クレイジー・ボーイズ)の復活があってライブも行ったそうですね☆※DVDでも発売されている模様・・・。
NHKのテレビ出演や他にも”みんなのうた”での歌手活動は知っていましたが、いよいよ?ロックの”お庭”に帰ってきたのかしら?と思いつつも、最近のアルバム・ジャケにはアコギを持った彼女が写っているので、やっぱり!?年相応なりの音楽かな??

本作は渡辺美里がライブ会場に使用していた(毎年、20回も連続で行われた分こちらの方が有名かも??)西武球場で1986年(8月9日)に行われた、白井貴子率いるCRAZY BOYSの絶頂期を余す事伝え録られている、まさに実況録音盤です。(写真は93年?に発売された”CD選書”シリーズでCD2枚組で、いつくかの仕様がある様です。収録曲は同じ。)
ファーストアルバム「Do For Lovin〜すべて愛のせいよ〜」をリリースしてから、コンスタントにアルバム発表しつつライブも行いつつ、特別に大きなヒット曲は無かった!?印象ですが、”ライブの女王”と言われるまでの活動が実っての、1986年4月にリリースした前作「RASPBERRY KICK」で、人気ぶりも最高潮に高まってのタイムリーに行われたライブです。すべてがバンドの代表曲、有名曲ばかり、しかもライブ受けする選曲ばかりで、満足出来ますよ♪

彼女の歌いっぷりは今で言うところのパッキッシュにストレートにロックして最高ですね〜!バックの演奏も生々しいライブ感を充分に感じとれますし、ギターのソロやバッキング、ベースのリズムの表現もカッコイイですし、キーボート系のアレンジも綺麗に聴けます。ドラムもタイトでありつつも迫力もあっていいです。
曲間に入るMCや観客との掛け合いも収録されいて、音質こそ古い(発売が古いですから〜)?ですが、当時の”白井貴子”と”CRAZY-BOYS”の魅力を充分残せています。

個人的に、Disk 2の(7)”Rock Tonight”に続いて(8)”Next Gate”の”連続技”で元気を貰っています!!その”Next Gate”は島田紳助氏が以前、鈴鹿8耐(バイクレース)に挑戦・参加したときのテーマ曲にされていたそうで・・・と言う話を聞いて、そう言えばそんな事もありましたねっ☆”Next Gate”は今でもティーン・エイジャーの方にもぜひとも聞いて欲しい曲ですね〜・・・。

"NEXT GATE" LIVE/白井貴子&CRAZY-BOYS(1986年)
(Disk 1)
1.Theme for Next Gate
2.Non Age
3.Raspberry Gun
4.Chance!
5.気まぐれLoverboy
6.Together
7.Shining Dance
8.Back Again
9.A Friend of Mine

(Disk 2)
1.2人のSummer Time
2.Sing
3.Princess Tiffa
4.Checkしてしまった!!
5.Japanese-Girls&Boys-  
〜内気なMy Boy
6.今夜は It's Allright
7.Rock Tonight
8.Next Gate
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LOVELAND(ラヴランド)/JOHN SYKES(ジョン・サイクス)

解散直前&再結成ライブ時でのアイルランドを代表するバンド”シン・リジィ”に、さらには商業面ではバンド一成功したデヴィッド・カヴァーデイル率いる80年代”ホワイトスネイク”等に在籍し活躍もしたジョン・サイクス(g)が1997年に発表した収録曲の全てが心の沁みるラブ・ソングで構成されている完全なるバラード集アルバムです。

このアルバム発表時はすでにソロ活動がメインでした。”ブルー・マーダー”、”サイクス”と名義は変わって来ていますが、根本的な音楽指向に変化はありません。
ジョン・サイクスの代名詞でもある黒色レスポール・ギター(ブラック・ビューティー)から熱く豪快に弾き鳴らされるハードロック調で、メロディアスなHR/HM路線が強調されて順調にも来ていたソロ活動時のこの頃に、全編バラードの本作が発表されたのには個人的にも戸惑いました。好きなギタリストの一人なので、結局は(発売当時に)購入しているのですが・・・。
悪くは無いにしろその当時(と言ってもまだ10年前なのですが・・)個人的趣向もHR/HM調を期待していた分、その戸惑いで常に聴いていた盤でも無かったのは正直なところです。が、こうして今更、聴き直してみると何だかんだ良かったり〜♪ですね☆

スロウでメロウなバラード曲しか収録されていませんが、よりジョン・サイクス自身が創り出すメロディが強調され、そのロックに対する想いみたいなものも大切にされるかのバラードに”ドキッ!”とさせられるフレーズもあります!!
コンポーザー、サイクスの真骨頂ーっ♪と言った所でしょうかね。

本作での一番の注目されるだろう曲は(3)”Don't Hurt Me This Way (Please Don't Leave Me '97)”(プリーズ・ドント・リーヴ・ミー’97)でしょうか。
サイクス本人と故フィル・ライオットシン・リジィのvo,b)との共作の元曲は、HR/HMシーンに於いても屈指の名曲と謳われ、同系バンドの”プリティ・メイズ”が完全カヴァーさせてヒットさせた事でも有名なのです。が、本バージョン(〜’97)では、過去のマスターテープに残されてあったそのフィルの歌声を復活させ、そのまま蘇らせている点に、サイクスとフィルとの間柄による”情”や”男のロマン”なるものを感じ好印象なのです。

収録曲の最後にもなる(10)は”ザ・ビートルズ”の大ファンでもあるサイクスが、ジョン・レノンへのトリビュートな想いを綴った曲だと言うことです。
イマジン”のドキュメンタリー・ビデオを観てすぐにピアノに向かったとも言っており、詞にもビートルズの名曲のタイトルが幾つか出てくる。(イマジン、ルーシー・イン・ザ・スカイ、ペニー・レイン、ゲット・バック、ドライヴ・マイ・カー等々・・・)
そして曲も終盤での最後の盛り上がりは”サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド”収録のタイトル曲しかも”リプライズ”・・・を再現しているかの様で、個人的には面白いと思いました。
ジョン・サイクス
このブログを観た方が改めて本作を聴くことも無いと思いますし、中古でもわざわざ買って聴く!?ほどのことも無い(苦笑)とも思いますが・・・。
ただ、このバラード・アルバムにもサイクスのコンポーザーとしての才能が充分詰まっているものと強く感じてなりません!ソロ・アーティストとして”ジョン・サイクス”のギタリスト・コンポーザーの魅力の再確認・再認識にはもってこい!で丁度良い作品と思いますね。

短命ながら”ホワイトスネイク”での世界的の活躍があったと言うものの、彼のギタリストでもありコンポーザー(作曲家)としてのパフォーマンスを(”白蛇時代でも)”全てを引き出していない気もするし、ある時はオジー・オズボーン・バンドへ、さらにはデフ・レパード等にも誘われるがタイミングが悪いのか?相性が悪いのか??結果加入せずのジョン・サイクスですが、そのギタリスト奏法の技術とともに音楽的志向の素晴らしい才能を感じるロック・コンポーザーであることは近年、自身が発表されている各ソロアルバムやホワイトスネイク在籍時に作った”スティル・オブ・ザ・ナイト”、”イズ・デス・ラブ”を聴けば明白でしょうね?!
ハード、メロウのどちらの曲もメロディアスでダイナミックな素晴らしい曲を作る彼のその才能をより生かすボーカリストやプロデューサー、さらにはそれらを表現出来るバンドとまたステージに立って演奏して欲しいと願うファンは、今もきっと少なくないと思います。


LOVELAND/JOHN SYKES
(1997年)
1.Everything I Need
2.Didn't We Say
3.Don't Hurt Me This Way (Please Don't Leave Me '97)
4.Hold the Line
5.Thank You for the Love
6.Wuthering Heights(嵐が丘)
7.Till the Day I Die
8.Haunted
9.I'll Be Waiting
10.Don't Say Goodbye

ジョン・サイクス(vo,g)
フィル・ライオット(vo)※(3)
マルコ・メンドゥーサ(b)
エイブ・ラボリエルJr.(ds)※(3)(7)(10)
カード・ビスケラ(ds)※(1)(2)(5)
トミー・オースティーン(ds)※(8)
アレックス・アレッサンドローニ(key、p)※(1)(3)(5)(7)
ジェイミー・マホーマン(key,p)※(2)
レジー・ハミルトン(b)※(1)(2)(5)(7)(10)
トミー・フランクリン(b)※(10)
ニック・グリーン(key)※(10)

JUGEMテーマ:音楽
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RAISED ON RADIO/JOURNEY

Raised On Radio-時を駆けて/Journey(ジャーニー)です。
夏場に聞く80sアメリカン”爽快”ロック♪もいいもんですよね。
特に(4)”Be Good to Yourself(トゥ・ユアセルフ)”なんぞ今のTVやラジオでもよく流れ聞こえて来るので、この曲とタイトルが合致しなくとも、サウンドを耳にされた方は少なくは無いと思います。後半のニール・ショーン(g)の高揚感と疾走感のあるソロはまさにっ!?夏です!(苦笑)失恋した時に聞くようなギター・ソロではないでしょ〜う??

ジャーニーと言うアメリカン・ロック・バンドは特に1970年代後半から80年代まで、そのシーンを牽引してきていたポピュラー・ロック界のスーパー・バンドでしょうか!ロック・ギタリスト界にあって孤高な存在の一人でグラミーも獲得したことのある、”サンタナ”のバンド出身でもあるニール・ショーン(g)をリーダーに、その彼の音楽嗜好を前面に押し出すためにも結成されたバンドが初期のジャーニーです。当時は同じくサンタナ出身のグレッグ・ローリー(key)とでサウンド・クリエイト面を含めニールとの二人三脚的に活躍されていました。
※70年代初め、当時16〜17才で若さに似合わずのテクニックが魅力的だったニール・ショーンはその”サンタナ”のカルロス・サンタナ(g)か、同時期に目を付けられ自身のバンド加入を勧められていたエリック・クラプトン(g)とのどちらのバンドに入るか!?で悩んで結局サンタナを選んだ経緯がありますね。

初期はグレッグがvoを担当していましたが、いかんせんパッ!としません・・・。専任voを雇うのに、選考されたのが、当時ほぼ無名のスティーヴ・ペリー(vo)でした。彼のノドは低音〜高音への伸びが特に素晴らしく、たちまち話題に挙がって行きました。専任voを確立させた事で、それまでのニール主導の”インスト”から”歌もの”ロック・バンドへと変貌。爽快でキャッチーなメロディーと、パワフル・ヴォイスとの絡みが見事!成功へと導いてジャーニーというバンドは日本でもロック専門誌でも取り上げられ注目度数を上げているさなか、ニールと共にバンドを支えてきた、グレッグがバンド脱退を決意し、グレッグ本人の推薦とも言われているジョナサン・ケイン(key,g,vo)が後を継ぎました。

このジョナサンの器用でマルチな度量(作曲から数種の楽器をこなす)がバンドをより大きく成長させました。ジョナサン参加第一弾にもなり、バンドの脂も乗っている時期に発表したアルバム「エスケイプ」(1981年)が初の全米1位を獲得!このアルバムからファンには馴染み深い名曲たちが生まれ、今でも”ジャーニー”の代名詞になっているのかの代表曲ばかりで人気も高いです!※言うまでも無いのでしょうが・・・映画”海猿”のテーマ曲や頻繁に別アーティストにカバーされる”オープン・アームス”はこの「エスケイプ」がオリジナルです。
続くハード路線を強調した「フロンティーズ」(1983年)も前作の人気の煽りを受ける形で好評を得て、これまたバンドの代表作でしょうか。
そして、今回紹介の「レイズド・オン・レイディオ〜時を駆けて」(1986年)に繋がるのですが・・・。

「フロンティアーズ」を発表し予想通り?!チャートを駆け上がりますが、メンバー各自は知名度も売れ行きも、もはやビックになり過ぎたバンドでは出来なくなった音楽活動をソロとしてやるべく一時ソロ活動へと離散します。そして、ありがちな話ですが、この時のソロ活動がその後のバンドに亀裂になる溝と不仲を呼び起こし、すでに多くに者(ファンはもちろん、マスコミや音楽関係者も〜)が関わるようになった”売れっ子”ビック・バンドゆえに修復をも困難にさせてしまったのは皮肉なものです。
解散話すら噂に挙がることが普通になっているさなかに発表されたのが、この「レイズド・オン・レイディオ〜時を駆けて」になります。
本作までのゴタゴタを避けたのか?契約上の問題なのか?実際このアルバム制作前にベースのロス・ヴァロリー、ドラムのスティーヴ・スミスはバンドを離れてしまいました!この時点でバンド”ジャーニー”は瀕死の状態・・・。スタジオ・ミュージシャンのヘルプを要請や、シンセ等の機械でリズム部分は何とか補ったものの、残り3人(N・ショーン、S・ペリー、J・ケイン)だけでの”やっつけ”仕事的様相は拭えません(悲)
一番の原因で、バンド・リーダー格のニールと音楽的主導権を誇示?するペリーの衝突とも言われていました。本作もプロデュースはペリーが行ってますが、彼がジャーニーと言うバンドに対しての”意地”を(ジャーニーらしさ)懸けたのでしょう。が(きっと)ニールはそれすら良くは思って入なかったのでは無いでしょうかね〜・・・。ギタリストとしてのニール自身では、もっと演奏し表現したかった音楽が他に?あったのでしょうが、当時のジャーニーではもはや困難になっていたのでしょうね?!
そんな”困難”の中にあっても収録曲の楽曲としてのレベルは高い所で維持しているのですから、最後の最後までジャーニーは素晴らしかったのです。先に挙げた(4)のロック・チューンを筆頭に(3)、(7)でのニールの豪放的ギターの活躍があり、これぞ!ジャーニーなAOR的バラード(1)、(5)、(8)、(9)と来て・・・残った3人で最後の意地を魅せた(11)で終幕〜で哀しくもあり美し過ぎるその演出が、やっぱりロック・バンド”ジャーニー”なんですね。

このあとまたソロ活動へと別れつつも、ニールとペリーで接近したり離れたり?を繰り返しファンをヤキモキさせて、またバンドとして再活動するまでに”10年”の月日が掛かりましたー。

Raised On Radio(レイズド・オン・レイディオ )-時を駆けて/JOURNEY(1986年)
1.Girl Can't Help It(ガール・キャント・ヘルプ・イット)
2.Positive Touch(ポジティヴ・タッチ )
3.Suzanne(スザンヌ)
4.Be Good to Yourself(トゥ・ユアセルフ)
5.Once You Love Somebody(ラヴ・サムバディ)
6.Happy to Give(愛の贈り物)
7.Raised on Radio(レイズド・オン・レイディオ)
8.I'll Be Alright Without You(アイル・ビー・オールライト)
9.It Could Have Been You(過ぎ去りし想い)
10.Eyes of a Woman(アイズ・オブ・ウーマン)
11.Why Can't This Night Go on Forever(永遠への誓い)

※現在、紙ジャケ仕様で発売され収録されているボーナスのライブ音源は、バンド活動休止中に発表されたベスト・アルバムBOX「TIME3」にも収録されていた、言わば既発音源です。

(You Tubeの映像)

Be Good to Yourself(トゥ・ユアセルフ)
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稲村ジェーン/サザンオールスターズ


”昭和40年伝説の大波「稲村ジェーン」を舞台に若者たちを描いた”という桑田佳祐初監督の本隊サザンオールスターズとしては異色企画(映画用サントラ)盤です。
1990年に発表された本作ですが、これの前に本隊の約5年振りになるバンド名をタイトルにした復活フルオリジナル・アルバム(SOUTHERN ALL STARS)を発表しています。そのアルバムにすでに収録されている楽曲もこの本作にありますし、このアルバムの作り自体がすでにドラマ仕立て(1曲終わるごとにカップルが映画を観ている小芝居あり)なので、ファンの中でも正当的な(サザン本隊のアルバムとしての〜)見方の薄いものだったのではないでしょうか。
この夏の時季に入ると必ず1〜2回?!それ以上?に、リスナーそれぞれのその想い出話とともにラジオから流れてくる(2)”希望の轍(わだち)”はこのアルバム収録です!いわゆる”Jポップ(日本産ポップ/ロック)枠にあるバンドでも、3世代に渡るほどにファンが居るとも言われる程の人気とキャリアを持つこのバンドにあって、その”希望の轍”はどの世代でも”受け”が良い!屈指のサザン名曲の1つですよね。

・・・ナンダ、カンダ言っている自分ですが、この元になっている映画は観ていません!(苦笑)なので、どういうシーンで収録曲がどのように使われたのかは、知りません・・・。なのに不思議と想い出あるアルバムには変わりませんね〜・・・。
サザンのアルバムとして聞くには、やはり一癖?二癖??はあります。
強烈に個性ある名曲揃いな80年代と、またヒット作爆発な90年代末〜最近(2000年代)の音とはまた違う印象がありますし、ある意味バンド自体に苦難?迷い?のあった時代の音の印象です。※ちなみにボクがサザンで好きなアルバムは”kamakura”です♪
先述のバンド復活フルオリジナル・アルバム”SOUTHERN ALL STARS”の発表前まで各自ソロで活躍されていましたし、この映画もありました。桑田圭佑自身も初のソロ作がヒットしていた頃のような・・・
確か?この前年(89年頃)にあの!レイ・チャールズがカバーした”いとしのエリー”(CMで使われた!)が話題に挙がっていた様な・・・
今から観ても丁度、バンドの中間点(現在の土台になるかの”再出発的”)の位置に存在して、ある人にとっては想い出のある、またある人にとってはさら〜っと流されちゃう?様な、語られること自体にそれほど多くは無い?!アルバムでしょうか。(それでも当時は売れましたが・・・)
映画タイトルと舞台でもあって、ロケ地”稲村ヶ崎”の海やこの映画の主演をキッカケに”某”俳優さん等話も懐かしいです。

”真夏の果実”(映画”稲村ジェーン”テーマ曲)
”希望の轍”
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ジョン・アンダーソン ソロ公演(東京国際フォーラム.ホールC)


2006年4月17日(月)は英国プログレッシヴ・ロック・バンド「イエス」のVoでもあるジョン・アンダーソンの初めてのソロ公演観戦日でした。
「SOLO Work In Progress Tour of the Universe」と題されたライヴです。
「イエス」のデビューが’69年頃でしょうか?それ以前からも演奏家としてステージで歌っているので、キャリアはすでに35年以上。40年以上はあると云った方が宜しいでしょう〜(実際60の”還暦を過ぎた”おじさま”ですし・・・^^)
その「イエス」はメンバー各々が操る音楽的”高度な技術”を駆使しつつも、思想・精神・哲学的に宿る様な”人間味”のある詞世界をその音楽面と融合させた英国を代表する”プログレッシヴ”ロック・バンドなわけです。
バンド全盛期は1970年代〜80年代とバンド・メンバーもその都度代わり、現在もバンドとしては存続されています!

ジョン・アンダーソン・・・彼が歌えばその世界が「イエス」に通ずる様に、まさに彼は”ヴォイス・オブ・イエス”なのです。^^
”真似”をするのにも一苦労でテクニカルなサウンドを武器に永く活躍してきたバンドですが、唯一”真似”の出来ないのが、そのジョン・アンダーソンの声です。透明感とクリスタルの如く美しく響くと云われる声だけは、広いロック界の中でも彼独特なモノ。
時に子供らしく、女性っぽくも、力強く感じる時もあるその”純粋”に響く声が彼の一番の魅力なのでしょうか。

また彼は「イエス」として歌っている時よりも「ソロ活動」時の方が、より”自然・宇宙・空・大地・動物”等と云った”スピリチュアル”的なテーマを持ちアルバムを製作し活動しています。
今回のライヴでも映像効果での演出面で、それはいかん無き発揮されている様に思え、観ているこちらはそれにとても癒されるのです。ステージからマイナスイオンがフワフワ飛んで来るようです♪

ステージ上では全てを独りでこなしていました。
演奏曲の基本は彼の「ソロ活動」時期からの作品ですが、時折聴かせてくれる「イエス」時代の名曲では観客からも好感触な拍手が起こります♪
(生ライヴで彼のイメージ通りの曲♪”スーン”を聴けた事は嬉しかったです。)
東洋文学・哲学に影響されたのであろう”ブッタ”を題材にした曲やレゲエ風の自作曲なんかも演奏されていました。(音楽創作も幅広いです!)
歌はもちろんギター、キーボードを演奏し、曲間等の合間はさり気ないお茶目な言葉で語ったり!?仕草を見せてくれたりで、「ああ〜この人は音楽が好きで今までやってこれたのだろう。」と改めて感じ取れました。
全盛期の「イエス」時代のまさに”危機”せまる緊張感はありませんが
彼が歌いだすと場の空気が明らかに変わる、そのヴォーカリストとしての”プロフェショナルな精神”の様な意識は歳を重ねても衰えてはいない様です。

ライヴ後にはCD・DVD購入者に限りのサイン(握手)会!もありまして、もちろんご対面♪させて頂きましたσ(^_^;)
個人的にロック・ヴォーカリスト内でも一番のお気に入りのある方なので、感激!です☆
お歳もそうですが、もう今後来日も難しいのでは無いでしょうか!?今回はよい思い出になりました。

カメラ会場の東京国際フォーラム

カメラ(ホールCでした。)

カメラ公演後にサインも頂きとても記念になりました!
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STEPHEN STILLS/スティーヴン・スティルス

クロスビー・スティルス&ヤング(CS&Y)の3人組みがアメリカン・ロックの名盤とされるアルバム”デジャ・ヴ”を発表し、半年とも経たない1970年11月に発表されたスティーヴン・スティルスのソロ第一弾が本作です。
※アルバム(日本盤)の表記では”スティヴン・スティルス”になっている。

もちろん!どの楽曲は聴き心地良いのですが、さらに本作に参加されているゲスト陣も大物ばかり・・・ロンドンでセッションし録音したE・クラプトン(g)、J・ヘンドリックス(g)、リンゴ・スター(ds)から、ロスに戻りブッカー・T・ジョーンズ(org)にカルヴィン・サミュエルズ(b)、ダラス・テイラー(ds)、CS&N繋がりでクロスビーやナッシュもコーラス参加しています。
英・米ミュージシャンで形勢されたサポートの充実が、それぞれの収録楽曲に華を持たす魅力的なパフォーマンスを披露し楽しめます。そう言う意味でも聴きどころ満載なロック・アルバムでしょう。

各曲はどれも本隊アルバム”デジャ・ヴ”で表現し切れなかった自身の”エゴ”を発散するかの、ブルースやゴスペルなどグループ活動ではなかなか反映できない彼のルーツ・ミュージック趣向が色濃く表れた仕上がりの印象です。※ソロ盤なのでエゴの発散は当たり前なのでしょうが・・・。
(1)”愛への讃歌”(邦題)はすでに有名曲ですし、続く(2)フォーク調で大人しいですが、全てを自演し高いセンスを窺い知れます。(3)”チャーチ”はそのタイトル通りゴスペル・コーラスが印象的です。ゴスペルにする事によってメッセージ性も強調されます。(4)ではジミヘンとの競演で、そのまんまファンクです。このアルバムが発表される直前(わずか数ヶ月前)に急死されたジミヘンのgパフォーマンスは・・・派手さは感じません。が、スティルスのオルガンとのバトルは要チェックです!(5)のクラプトンとの競演も、前半から一変する中盤から終盤に掛けてのクラプトンのソロは、”らしい”ソロで延々と弾き込んでいます。(しかもどうやら一発録りライブっぽい演奏なのですが・・・?!※推測です。)ロック、フォーク、ゴスペル、ファンク、R&Bと、ここまででも一つとして同じジャンルのサウンド様式はありません!この音楽センスの幅広さ!!素晴らしいです。
これまたファンキーな(9)”チェロキー”でも、そのホーン隊の演出さじ加減さは、サイケ風味とも取れますし・・・。恐れ入りました!

自ら作曲し、多くの楽器(g、org,p,b,ds)を操り演奏パフォーマンスをし、しかも歌唱もこなす。それらを含めセルフ・プロデュース業も秀でていれば、当時バンド活動(バッファロー・スプリングフィールド〜CSN&Y)で共にした”Y”(ニール・ヤング)と音楽的にぶつかるのも充分に想像できます※良く言えばお互いを認め合っていた!ゆえの”ぶつかり”とも言える様ですが。

この後、CSN&Y本隊でライブ盤(”4Way street)を発表〜分裂し、その直後にこれまた自身が中心になっての名グループ”MANASSAS”(マナサス)を結成、活躍しました。
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