■rockin’on BEST DISC500 1963-2007
<表紙です。>
ボクは普段「rockin’on」(ロッキング・オン)誌を愛読していませんが(笑)、それでもロック専門誌が”初めて”つくるガイド本という事で広告で知った前々からこの出版を注目をしていました。
夏頃に出版されるのかと思っていたので、心の内・・・いやお財布の準備的にちょっと慌てつつも、CD店の書籍コーナーに、どんっ!と山積みに置いてあったので早速?とりあえず?購入しました。
本そのものの値段(1800円)を高く思うか?安く思うか??は・・・人それぞれでしょうが、内容的には”安い”部類に入るのかな〜と個人的には思うのですが、どうでしょう・・・??
もしも?自身が学生時代の頃であったならば、紹介作品(アルバム)数を500枚と限定としながらも、その音楽史(ロックを中心にしている。)的に存在価値の高いアルバムのレビューへの言わば”気”(音楽専門誌ゆえのプライドか??)の入ったその解説に、面白味があるかと思います。
著者が独りで行なう解説レビュー形式ではなく、約30名ちかい多勢にて、ロックの歴史およそ50年の中で、燦然と輝く作品たちを執筆者のそれぞれが簡潔に料理されている!と言ったところでしょうか。
この本タイトル通りの60年代〜現在までの音楽シーンでの重要作を網羅しているので、読む人の想い(本の使いかって)もそれぞれで変わってくるでしょうかね。
60、70年代の言わば名盤を知りたい読者にも、逆90年代からここ最近2000年代を知りたい方にも・・・プロの音楽評論家たちがどのようにそれぞれの作品を感じ、文字にされているのか?といった面白味や再発見もあるかも知れませんよね。。
ランキング形式でのアルバム紹介本も、まあ〜それはそれで興味もあったりなのですが、この本みたくその時代性とも合わせて読めるのは、ありがたくもありますね。
”名盤”なんてよく聞きますが、いざ!聴いてみると・・・???だったり(苦笑)、
でも、その作品が出されていた時代をも考慮して、改めて聴き直すと・・・あらっ!?不思議。以前とはまるで違う風に聴こえてくる!なんて事も、個人的にはしばしば。。
このガイド本で一番に印象に残っているのが〜
編集人でもある粉川しの氏による巻頭にある”はじめに”にある文でした。
(本書の”はじめに”にある文から引用させて頂きますが・・・)
”ロックとは変化するフォルムです。時代に直影響され、古い価値観を否定し、新たな価値観によって揺るがされ、破壊と再生を繰り返しながら転がり続けていく宿命を追った表現形態です。それがロックのポップ・ミュージックとしての面白さであり、クラシックをはじめとする伝統音楽との根本的な差です―”
個人的にもこの書かれていることに、とても共感できますね。
一口に”ロック”といってもこれまでにもその時代、時代の音楽や文化を吸収しては、発散されてきて今がありますものね。
聴く人、それぞれで自分の聴きたい音楽を聴けばよいこと。
ボク自身、それがロックだった!ということにもなりますね〜♪
ロックはいつの時代でもそれなりに楽しめますし、その音、アーティストに共鳴できたのであれば、とことん追及も今の時代、決して難しくもないでしょうし。
まずはこの本で、ロックの歴史の再認識と再確認と・・・また好きなアーティスト、作品を探すには便利なガイド本かも知れませんね。。
<中身>単的にそれでも要点を衝いた!?そして愛情も感じさせる?執筆は、さすが!の音楽専門誌発行のガイド本と言ったところでしょうか。
アップした写真だと大きく見えるかもしれませんが、実際はかなり小さいです。
AだとかBだとか、、判りませんが、教科書よりも小さいですし、レココレやストレンジ・デイズ誌よりも小さいタイプになるでしょうかね。
<中身2>作品(アルバム、アーティスト)によっては1ページフルに使って大きく見せて、いかにその作品がこれまでの音楽史に影響を与えてきているのかを分かりやすくしている様です。
<ロックの歴史>年表になっています。
中身のジャケの写真自体は小さいですが、オリジナル・ジャケで載せていますし、全カラーなのでよく1800円台で収まったな〜と。。。
■ロック・クロニクルvol.3 1965−1974
<表紙です。>
この本には自身、影響しまくり!!です(笑)
このガイド本のおかげでどれだけの素晴らしいアーティスト、作品(アルバム)と知り合えることが出来たのかっ!!
とにかく自身のこれまでのCD購入の際には、ほぼ参考にしていました。(しています。)
いわゆる有名盤からマニアック(どこまでを有名?どこまでをマニアック?とされるのかは人それぞれ??かもしれない・・・。)とされる盤までの紹介もありますし、本のタイトルにもある1965年〜74年までになる”ロック年譜”(音楽シーンの事件簿?とも呼べるかも)記事もあるので、ボクみたく”ロック歴史好き”には楽しめるでしょうね。
記載されているアルバム・ジャケ写真がすべて”白黒”というのが、(多少)残念に思うところなのですが、それもそれほど大したことで無いことに気付かされるほどの多種多様に渡るかの作品(アルバム)量と、それをいちいちと紹介し参考にもなるレビュー情報。
現代までにもその影響力のある活躍で、ロック史上に燦然と輝くかのアーティスト40組を別枠に特集しているのも、この本を購入した当時はよく参考になりました。
この写真では、かなり分かりづらいのですが、この本も時代ごとに分けられた紹介のやり方、さらにはコラムの様な小さなコーナーもあったり・・・
ロックを中心とした洋楽世界の歴史を知るにも、これはこれで便利なガイド本ですよ。
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