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稲村ジェーン/サザンオールスターズ


”昭和40年伝説の大波「稲村ジェーン」を舞台に若者たちを描いた”という桑田佳祐初監督の本隊サザンオールスターズとしては異色企画(映画用サントラ)盤です。
1990年に発表された本作ですが、これの前に本隊の約5年振りになるバンド名をタイトルにした復活フルオリジナル・アルバム(SOUTHERN ALL STARS)を発表しています。そのアルバムにすでに収録されている楽曲もこの本作にありますし、このアルバムの作り自体がすでにドラマ仕立て(1曲終わるごとにカップルが映画を観ている小芝居あり)なので、ファンの中でも正当的な(サザン本隊のアルバムとしての〜)見方の薄いものだったのではないでしょうか。
この夏の時季に入ると必ず1〜2回?!それ以上?に、リスナーそれぞれのその想い出話とともにラジオから流れてくる(2)”希望の轍(わだち)”はこのアルバム収録です!いわゆる”Jポップ(日本産ポップ/ロック)枠にあるバンドでも、3世代に渡るほどにファンが居るとも言われる程の人気とキャリアを持つこのバンドにあって、その”希望の轍”はどの世代でも”受け”が良い!屈指のサザン名曲の1つですよね。

・・・ナンダ、カンダ言っている自分ですが、この元になっている映画は観ていません!(苦笑)なので、どういうシーンで収録曲がどのように使われたのかは、知りません・・・。なのに不思議と想い出あるアルバムには変わりませんね〜・・・。
サザンのアルバムとして聞くには、やはり一癖?二癖??はあります。
強烈に個性ある名曲揃いな80年代と、またヒット作爆発な90年代末〜最近(2000年代)の音とはまた違う印象がありますし、ある意味バンド自体に苦難?迷い?のあった時代の音の印象です。※ちなみにボクがサザンで好きなアルバムは”kamakura”です♪
先述のバンド復活フルオリジナル・アルバム”SOUTHERN ALL STARS”の発表前まで各自ソロで活躍されていましたし、この映画もありました。桑田圭佑自身も初のソロ作がヒットしていた頃のような・・・
確か?この前年(89年頃)にあの!レイ・チャールズがカバーした”いとしのエリー”(CMで使われた!)が話題に挙がっていた様な・・・
今から観ても丁度、バンドの中間点(現在の土台になるかの”再出発的”)の位置に存在して、ある人にとっては想い出のある、またある人にとってはさら〜っと流されちゃう?様な、語られること自体にそれほど多くは無い?!アルバムでしょうか。(それでも当時は売れましたが・・・)
映画タイトルと舞台でもあって、ロケ地”稲村ヶ崎”の海やこの映画の主演をキッカケに”某”俳優さん等話も懐かしいです。

”真夏の果実”(映画”稲村ジェーン”テーマ曲)
”希望の轍”
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・・・3連覇はならず!(サッカー/2007.アジア杯)
○中沢、阿部の意地の2得点も届かず・・・
  機能せずの”オシム組織ジャパン”!?


 アジア・カップ・決勝トーナメント
2007.7.25 (準決勝)〜ベトナム・ハノイ
 ●日本代表サウジアラビア代表
得点:
Y・カハタニ(前半35分)、中澤佑二(前半37分)、
マレク(後半2分)、阿部勇樹(後半8分)、マレク(後半12分)

サッカーのアジア・カップは25日、準決勝が行われ、日本は当地でサウジアラビアに2−3(前半1−1)で敗れ、決勝進出を逃すとともに3連覇が消えた。日本は28日にインドネシア・パレンバンで行われる3位決定戦に回り、2011年大会のシード権を懸け韓国と対戦する。
 日本は常に先手を許し、サウジアラビアの高い個人技の前に屈した。2度のビハインドはすぐに追い付く粘りを見せた日本だが、後半12分、左サイドを突破したFWマレクに中沢、阿部が振り切られ、勝ち越し点を献上した。その後は佐藤、羽生、矢野と攻撃的な選手を次々に投入したが、守りを固めるサウジを崩せず。羽生のミドルシュートがバーに嫌われるなど、運もなかった。(時事通信)

※負けちゃいましたね!・・・
個人的には、予選敗退も予想していたので、オーストラリアにPKとは言え勝利し、ここまで勝ち上がって来たのですから、少しの収穫もあったでしょうか?!選手、関係者のみなさんには、お疲れさまですと素直に思います。(暑さと湿気でコンディションの調整も余計に苦労があったかと想像付きます。)
全体的に、このフル代表チームの”魅力”がイマイチ感じ取れずに終わってしまい残念です。(まだ韓国との3位決定戦が残っていますが・・・現状の状態では厳しいでしょうか?)先日まで行われていた”U−20”チーム(または”オリンピック世代”チーム)の若いチームの方にまだ”魅力”は感じ取れました!

大会前の故障、選手の調子の状態等の影響もあるでしょうが・・・そもそも選抜・組織・編成された選手たちに満足していませんし・・・。選抜されている選手に(決して)不備な選手で無いのは分からなくも無いのですが・・・他にもいるでしょ??位に思ってしまう・・・。
試合展開で観ても、(素人目で)無駄としか思えないパスワーク、1対1で勝負出来ない?(しない?)個々の弱さにも満足出来ませんし、ペナルティ・エリア外とは言えシュートすらも撃たない(撃てない?撃とうとしない?)なんて・・・。
印象に残っているのは、左サイドから駒野選手が上下に上げ下げして、遠藤ー中村俊輔選手らの中盤MF経由するか?ダイレクトで逆サイド(加地選手)へ流しているシーン・・・。良いのか?悪かったのか?・・・。中村憲剛選手は川崎や代表に選出された頃は、もっと中盤からのパスワーク・攻撃上がり等に輝いていた(いる)のに・・・

個々の気持ち、体力、技術に”弱い選手”では無い!と言うのが分かっているだけに無機能的な攻撃力だったのが残念!に思えました。(得点はあるのですが〜)
もっと個々の”個性”がそれぞれに発揮できると?!観ている方は楽しめたでしょうか。

相手サウジの”あの9番の選手”は予想通り?以上?にキレキレでしたね!
欧州リーグのビッグ・クラブからでもお声が掛かるのでわ??実際(TVですが)観るとアジアな選手の印象では無かったです。南米(またはアフリカン)チックな!良い選手ですね・・・。

※おしまいに川口選手の試合後のコメントを・・・

「みんな頑張っていた。やろうとしているサッカーを体現しようとしていた。ゲームの流れをいかに変えるかは、代表チームに限らず重要なこと。それは交代選手だけの責任ではなく、出ている選手が変えられるようにならなければいけない。常に同じリズムで戦うのではなくて、流れを読み取って、ボールの運び方なりを変えられるチームにならないと。このチームは、まだそこまでには達していない」


近日内に国際試合(キリンチャレンジ・カップ)で、カメルーンとベトナム戦との対戦がそれぞれ予定されていると思いますが、今後どう立て直してくるのか??監督の意向・言動に注目ですね。
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”ブラック・ミュージックの魂”・・・

音楽リスナーで少なくは無い?!音楽関連雑誌の中、あなどれない雑誌の内の一つに”プレイボーイ”がありますよね??(・・・多分)
”プレイボーイ”と言っても週刊では無く、”月刊”の方。
PLAYBOY”(9月号)です!

この雑誌、時折、音楽ネタ特集(ジャズやロック等の)をやってくるものなのだから、なかなか”あなどれない!”訳なのです。
・・・して今月号の特集は〜
ブラック・ミュージックの魂”と題された文字通りのブルース、ソウル、ファンク、R&Bからヒップホップと受け継がれた音楽のそれぞれの記事です。

ピーター・バカラン氏が選ぶ”ブラック・ミュージックの100枚”といった”付録”も付いています。(ボクの様にブラック系に無知な者には、ありがたい・・・のかな〜??)

個人的には、今すぐどうこう?と言った訳もありませんが、まずは一つの”キッカケ”にもなり得るかも?知れませんし、このジャンル(カテゴリー)にお詳しい方でも、写真等も珍しいモノがあるかも?でまた違う発見がありそう〜・・・なのでは?

※この雑誌とは関係ありませんが、今春に発売されていたマイルス・ディヴィスの元奥方のソロCDが、やっぱり!?気になるところです。彼女が当時のマイルスにジミヘンやスライ・ストーンとを引き合わせた!とのこと。アルバムは(やっぱりの)ファンク色濃いモノだそうですが・・・。

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雨中の大混乱を制したのはアロンソ(F−1〜欧州GP)
○雨?晴れ?雨!ピット!ピット!!赤旗中断の大混乱レースに興奮


自動車レースのF1世界選手権シリーズ第10戦の欧州グランプリ(GP)は22日、当地で決勝が行われ、フェルナンド・アロンソ(スペイン、マクラーレン・メルセデス)が優勝した。 アロンソは今季3勝、通算18勝目。大雨による中断などがあったレースで2位に入ったのはフェリペ・マッサ(ブラジル、フェラーリ)、3位はマーク・ウェバー(オーストラリア、レッドブル・ルノー)だった。
ポールポジション(PP)スタートのキミ・ライコネン(フィンランド、フェラーリ)はリタイアした。(時事通信)
曇り→雨→晴れ→雨/ドライ→ウェット→ドライ→ウェットコンディション!
決勝スタート直後の雨が予報されるサーキットは、気温19℃、路面温度30℃のドライコンディション。レース開始直後にいきなりの豪雨が各チーム、各ドライバーを襲う!場所によってはすぐにコース上は川の様に・・・各車スピンしコーナーで”餌食(えじき)”なるマシンが続出する。コース整理のために配備されるセーフティーカーの導入をすることもなく”赤旗”(レース中断の判定)の処置になり前半から先の予想も全く立たない波乱含みの展開へ。
各チーム、何度タイヤを履き替えたのか??雨→晴れでドライタイヤに、晴れ→雨でレインタイヤに・・・選手によってはこれ以上降らない!と睨みそのままのタイヤでレースを続行させる”賭け”もみえて、観てる方は面白い♪

今日のこのレースほど”F−1”というモーター(スポーツ)レースの醍醐味を味わえたのもそうは無かったかも知れませんね。自然界の天のいたずらで路面状況がほぼ瞬時に変わり、そのたびに起こるチームオーダーの変更による各チームのレース戦略の妙。しかしながら、そのいたずらは幾度と生き物の様に起こるもんだから、混乱する人間(各チームとマシン)たち・・・。
デジタル社会による現代の最先端技術の粋により開発された最新鋭のマシンと、それを操る人間のアナログ的な戦いぶり!!
リアルタイムに表情を変える天候に左右されつつも、最終的には人間の技と感性(体力も)でレースを制し勝利へと導く!!・・・機械的な支配にある人間味のある思考の魅力が見事に表現されているかの様でした。
ピットレーンの”大渋滞”の画はそのアナログ的で(いつ観ても)おかしいものです!
○琢磨は残念!リタイヤに〜
日本勢で完走を果たしたのは、11位Hondaのルーベンス・バリチェッロ、12位SUPER AGURIのアンソニー・デビッドソン、13位トヨタのヤルノ・トゥルーリの3台。リタイアは計9台。Hondaのジェンソン・バトンは3周目にコースアウト、トヨタのラルフ・シューマッハは19周目にN.ハイドフェルドとの接触でコースアウト、佐藤琢磨は20周目に油圧系トラブルで、それぞれマシンを降りている。佐藤は、第7戦アメリカGP以来今季3度目のリタイアとなった。(ISM)

(左)リタイヤしマシンを降りた佐藤琢磨選手
(右)予選で事故になってしまい大怪我をしながらも出場し驚異のレース展開を披露!しかも完走してみせたL.ハミルトン(マクラーレン)。しかし結果は、1周遅れの9位により自身初のノーポイント。デビュー以来連続表彰台獲得のF1記録も9戦でストップした。それでも素晴らしいと思う・・・。

クラッシュに巻き込まれ?!リタイヤの腹いせ?係り員に八つ当たり??地元レースだけに気合が入りまくりだった(ハズの)R・シューマッハー(トヨタ)

※ドライバーズランキングは、トップのL.ハミルトン『70』、2位F.アロンソ『68』、3位マッサ『59』、4位K.ライコネン『52』となった。
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ジョン・アンダーソン ソロ公演(東京国際フォーラム.ホールC)


2006年4月17日(月)は英国プログレッシヴ・ロック・バンド「イエス」のVoでもあるジョン・アンダーソンの初めてのソロ公演観戦日でした。
「SOLO Work In Progress Tour of the Universe」と題されたライヴです。
「イエス」のデビューが’69年頃でしょうか?それ以前からも演奏家としてステージで歌っているので、キャリアはすでに35年以上。40年以上はあると云った方が宜しいでしょう〜(実際60の”還暦を過ぎた”おじさま”ですし・・・^^)
その「イエス」はメンバー各々が操る音楽的”高度な技術”を駆使しつつも、思想・精神・哲学的に宿る様な”人間味”のある詞世界をその音楽面と融合させた英国を代表する”プログレッシヴ”ロック・バンドなわけです。
バンド全盛期は1970年代〜80年代とバンド・メンバーもその都度代わり、現在もバンドとしては存続されています!

ジョン・アンダーソン・・・彼が歌えばその世界が「イエス」に通ずる様に、まさに彼は”ヴォイス・オブ・イエス”なのです。^^
”真似”をするのにも一苦労でテクニカルなサウンドを武器に永く活躍してきたバンドですが、唯一”真似”の出来ないのが、そのジョン・アンダーソンの声です。透明感とクリスタルの如く美しく響くと云われる声だけは、広いロック界の中でも彼独特なモノ。
時に子供らしく、女性っぽくも、力強く感じる時もあるその”純粋”に響く声が彼の一番の魅力なのでしょうか。

また彼は「イエス」として歌っている時よりも「ソロ活動」時の方が、より”自然・宇宙・空・大地・動物”等と云った”スピリチュアル”的なテーマを持ちアルバムを製作し活動しています。
今回のライヴでも映像効果での演出面で、それはいかん無き発揮されている様に思え、観ているこちらはそれにとても癒されるのです。ステージからマイナスイオンがフワフワ飛んで来るようです♪

ステージ上では全てを独りでこなしていました。
演奏曲の基本は彼の「ソロ活動」時期からの作品ですが、時折聴かせてくれる「イエス」時代の名曲では観客からも好感触な拍手が起こります♪
(生ライヴで彼のイメージ通りの曲♪”スーン”を聴けた事は嬉しかったです。)
東洋文学・哲学に影響されたのであろう”ブッタ”を題材にした曲やレゲエ風の自作曲なんかも演奏されていました。(音楽創作も幅広いです!)
歌はもちろんギター、キーボードを演奏し、曲間等の合間はさり気ないお茶目な言葉で語ったり!?仕草を見せてくれたりで、「ああ〜この人は音楽が好きで今までやってこれたのだろう。」と改めて感じ取れました。
全盛期の「イエス」時代のまさに”危機”せまる緊張感はありませんが
彼が歌いだすと場の空気が明らかに変わる、そのヴォーカリストとしての”プロフェショナルな精神”の様な意識は歳を重ねても衰えてはいない様です。

ライヴ後にはCD・DVD購入者に限りのサイン(握手)会!もありまして、もちろんご対面♪させて頂きましたσ(^_^;)
個人的にロック・ヴォーカリスト内でも一番のお気に入りのある方なので、感激!です☆
お歳もそうですが、もう今後来日も難しいのでは無いでしょうか!?今回はよい思い出になりました。

カメラ会場の東京国際フォーラム

カメラ(ホールCでした。)

カメラ公演後にサインも頂きとても記念になりました!
sihuku | 音楽(サ行) | comments(0) | trackbacks(0) |
PYROMANIA(炎のターゲット)/DEF LEPPARD


”パイロマニア”です。
このとびきり元気なハード(メタル)ロック盤の紹介と共に”暑中お見舞い”を申し上げます!(関東地方の梅雨明けはいつになるんでしょうか??)
英国出身のDEF LEPPARD(デフ・レパード)が世界のロックファンから認知された彼らの代表作。80年代HR/HM(ハード・ロック/ヘヴィ・メタル)シーンにあってもその当時の熱く激しい!魅力がギッシリと詰まったシーンを代表するかのファンにとっても重要な1枚でございまする。

本作が発表されたのは1983年。当時、政治的問題が大きくなり表面化し起こってしまった”フォークランド諸島(紛争)問題”(アルゼンチンとイギリスとでの武力衝突)は前年の’82年に起こっているのですね?!

彼らの場合、早くからのアメリカを”意識した作り”(同年代活躍した”アイアン・メイデンとの違い)の中で、本アルバムがどれだけ自国(英国)の政治的な問題の影響によるものか?は話題にも挙がりませんし、そこまで大袈裟にまでも聞いていません。(大した影響も及ぼしていないでしょうかね・・・?)
ただ政治的不安定な時こそに通じる、ある種若者たちの”強い叫び”(溜めたエネルギーを放出する爆発力!)の様なものが、本アルバムから充分に伝わってくると思います。それは60年代、70年代と時代に違えがあるとは言え、若者の一途な気持ち!?に偽りは無いと言うことなのでしょうか!

現在の”オルタナティブ”な音世界に比べればハード・ポップとも聞き取れそうな簡潔的なメロディが続く本アルバム。それでも一つ一つの収録曲はツイン・ギターを擁した攻撃的な印象も強いので、”ヘヴィメタル”の枠にあっても万人受け出来る要素が高かったと思います。
(邦題ですが)”ロック!ロック!”、”狙撃兵”、”ロック・オブ・エイジ”、”炎のターゲット”、”アクション!”、”銃をとれ!”まるで当時の政治的不安時代を叫んでいる様なタイトルに、前作のヒットを土台にこれから世界のロック・シーンを昇り詰めようかの”勢いある”楽曲は今聞いても爽快っ!です。

デフ・レパードの爽快さはその音を幾重にも多重録させたコーラス・ワークがバンドの華であって宝でしょう。分かっていてもハマってしまうそのコーラス・ワーク♪が好きだ!と言うリスナーも少なく無いと思います。

”超”有名曲!の”フォトグラフ”は、そんなデフ・レパードのバンド・カラーなる色すらを一気に決定させてしまった感が強烈にある素晴らしい曲です。前作からプロデューサーとしてバンドに関わっているロバート・マット・ランジの音楽的な方向性とデフ・レパードとしてメンバーの志向とが合致した見事な作品。”安売りしない”メロディアスでしかもハード(ポップ)ロック仕様な曲調は、1回聞いただけでもすぐに憶えられそうな曲。攻撃力もあるツイン・ギターでのリフ、メロディ、ソロ、バッキング・・・心地良いですね〜♪そのギターには、前作から加入したフィル・コリンが主にリードを奏で、80年代ギター・ヒーローとして、さらに名コンポーザーとしてバンドを支えたスティーヴ・クラークの存在が大きかった・・・です。

このアルバムは当然の如くメジャー・ヒットしていますが、次作では、とんでも無く”紆余曲折”を経て、さらに怒涛の強烈至極な有名盤を作ってしまっています。
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sihuku | 音楽(タ行) | comments(8) | trackbacks(3) |
DIAMOND NIGHT(ダイヤモンドの夜)/HUMMINGBIRD(ハミングバード)

今年5月に紙ジャケ国内盤が発売されつつも店頭から緊急的!?に姿を消した”HUMMINGBIRD”(ハミングバード)です。
今回が世界初CD化になっていてしかも人気も高い2nd(”密会”)と、3rd(”ダイヤモンドの夜”)の2枚はもちろん!1st(”ハミングバード”)も時すでに入手困難状況・・・。ボクは”にわか”ですが(苦笑)JBG関連で興味があったので、すぐに3枚は確保していました。がこの度、強い?反響ゆえ9月に(HMV店情報です)また再発されるそうであります!そう言われてみれば現物を最近大手CD店では見ませんね〜・・・。

この3枚入手の際に某!?有名ネット通販サイトの不手際??で悲しい想いをされた方もいらっしゃったと聞きますが、再発されるそうなので・・・
またボクの様な”にわか”ファンの方でも特別に彼らの事を知らずでも2nd”密会”辺りはチェックでしょうか!

ハミングバードですが、JBG(ジェフ・ベック・グループ)に参加〜活躍されてきたボビー・テンチ(vo,g)、マックス・ミドルトン(key,synth※シンセサイザー)、クライヴ・チャーマン(b,fl※フルート,hca※ハーモニカ)の3人が中心になって、そのJBG時代以上にリズムはファンク/ソウル色濃く、(ボーカル入り)ジャズ・ロック趣向なフュージョン(インスト曲はもろに)タッチが基本路線のようです。

ファンキーな感覚で刻まれるリズムの中にある”ボーカル入りのジャズ・ロック的”と言っても、収録曲のどれもが4〜5分ほどの簡潔なものばかりなので、ガツガツと緊迫するテクニックを含めた演奏者の”エゴ”(わがまま)の応戦で迫って来る様などこか乱暴?的のプログレ色要素は薄く、どの楽曲・パートも均整のとれた”ロック”なアルバムとして成り立たせている!そんな印象です。まさにバンド名通りの音作りなのでしょう?!
カッコのイイ”さえずり”ですね。

彼らの最終章になる本作(ダイヤモンドの夜)ですが、最初に興味がそそられるのは、やはり(1)”レッド・ブーツ”でしょうか!ジェフ・ベック(g)の代表曲(アルバム:ワイアード収録)にもなる同名曲の改作として仕上げられています。幾分抑えられたテンポと空気ですが、これも有り!でしょう♪何せ”歌詞”があるのですから、面白いです。

♪オレはブーツを履いている 
  重たいブーツを 
    このブーツはダンス向きじゃない
・・・

※ちなみに本アルバムの対訳の全てを見てみると、やたら”お前”、”俺”という単語が出てきますが、”男らしさ”(男心)を歌ったものなのでしょうか(苦笑)

バンドメンバーをみると今回も変更があります。
バーニー・ホーランド(g)が脱退し、前作のゲスト参加扱いのロバート・アーワイが正式メンバーに昇格。ドラムは前作同様バーナード・パーディです。優れた”ハイアットのオープン/クローズ技に定評があると言われる、このパーディが叩くドラミングも聴き所の一つになっています。

パーディの人脈繋がりで、ブラジリアン・パーカッションの第一人者とも呼ばれたアイアート・モレイラ(リターン・トゥ・フォーエヴァーにも参加)やパンチョ・モラレス(マイルス・ディヴィスらと共演)らで編成された色濃いパーカッションに、ブラス/ストリングス・セクションとコーラスの導入が、そのファンキーな音像をより深いものにしている印象です。

ファンキーでしかもクロスオーバーな音像が、パンク夜明け前の英国ロックの深み!ですね〜
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sihuku | 音楽(ハ行) | comments(4) | trackbacks(2) |
2007プロ野球・オールスター・ゲーム(東京ドーム)
○プロ野球オールスターは素晴らしき技の競演!

プロ野球のガリバーオールスターゲームは20日、東京ドームで第1戦を行い、全セが終盤の3本塁打で全パを突き放し、4−0で先勝した。通算成績は全セの66勝73敗8分け。6回まで両軍無得点の投手戦となったが、全セは7回、代わった馬原(ソフトバンク)からラミレス(ヤクルト)が左中間に先制2ラン。続く代打前田智(広島)も右越えに連続アーチ。8回は代打森野(中日)のソロでリードを広げた。全セは1回ずつ9人の投手をつなぎ、全パを1回の先頭打者西岡の内野安打1本に抑えた。最優秀選手(MVP)にはラミレスが選ばれた。(時事通信)


 MVPはラミちゃんことラミレス外野手(ヤクルト)
  初めて”生ラミちゃんアイ〜ン☆ゲッツ!を観ました楽しい
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”あなたが選ぶ洋楽ロック・アルバム・ベスト100”…
あなたが選ぶ洋楽ロック・アルバム・ベスト100 1960−1989
相当に!?賛否両論??だったのでしょうか!(苦笑)
ロック誌”レコードコレクターズ”(レココレ)の5〜7月号での特集で行われた”ベスト・アルバム100”企画を新たに読者からの集計を元に増刊号として作って発表されるそうです。
今月(8月)号にその旨のハガキ(応募要領等)があったのですが、HMVサイト(上のリンク先)からでも応募できるそうです!

(やはり??)70年代の1位がピストルズだったことを始め、
その偏った感のあった展開に多なかれ少なかれ?読者さんやリスナー、ブロガーさん達の賛否を呼びましたし(個人的にも)不満・不服もあった印象です。
順位そのものよりは、”アレがあって何故アレがない!?”みたいな思いも感じました。

結局3ヶ月分購入してしまっている・・・自分。

※締め切りは8月10日(金)までのようですよ。
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TRAVELING WILBURYS COLLECTION(US盤)

廃盤状態のアルバム『Vol. 1』と『Vol. 3』がセットになって(もちろん!!リマスター仕様になっています。)それぞれボーナス・(未発表)トラックも追加収録され、更にDVD映像*を加えたロックファンが泣いて喜ぶ?!貴重な3枚組仕様となってあのウィルべりーが帰ってきました!
※オービソンの録音やその亡くなったオービソンに代わって加入の噂もあったデル・シャノン(’90年に亡くなっている)の参加した曲も収録されたと言われている”Vol. 2”については当事者や関係者までもが今なお口をつぐんでいるために、謎に包まれているとのこと。ディランが仕上がりに納得いかずボツにした!とかしないとか?・・・

いよいよ今夏(7月25日)に再発される”TRAVELING WILBURYS COLLECTION”(トラヴェリング・ウィルベリーズ・コレクション)です!
80年代後半にわずかな期間だけ活動し、もうこの世に存在が出来ない(当たり前!)伝説的(・・・ベタですが)5人の”覆面”(もうバレてる!)バンドです。
わざわざ”覆面”スタイルにしているのも各ミュージシャンの契約上の問題で、それぞれが架空の”ウィルベリー姓”を名乗っていました。
ジェフ・リン(元ELOの頭脳にして、ポップ・ロックの仕掛け人)・・・オーティス
ジョージ・ハリスン(元ビートルズのギタリストにして交友関係の広さは随一)・・・ネルソン
トム・ペティ(”ハートブレイカーズ”での活躍による米ロックの体現者)・・・従兄弟にあたるチャーリー・T・ジュニア
ボブ・ディラン(プロテスト・フォーク〜フォーク・ロックの重鎮)・・・ラッキー
ロイ・オービソン(ロカビリー・スターにしてそのスタイルは影響力大)・・・レフティ

そもそもこのロック界の重鎮たちが、同じステージ/スタジオに、同じ位置に、同じ曲をも演奏していた事自体が”ロックの奇跡”だったのでしょう。
ジョージとオービソンは60年代から共演し親交があり、ペティのバンド”ハートブレイカーズ”はディランのバックも務めたこともあった。ジョージとリンはデイヴ・エドモンドを介して親交も深まり、リンのプロデュースの下ジョージのアルバム・プロデュースも携わり、ディランとジョージはやはり60年代来からの旧知の仲・・・。

あとは本人たちの自然と湧き上がる”ヤル気”と”タイミングが”合えば・・・
87年当時ジョージ・ハリスンのヒットしたソロアルバム”クラウド・ナイン”から”ディス・イズ・ラヴ”が12インチ・シングル化として決まった。ジョージは、アルバム同様そのB面用の新曲プロデュースを委ねるためジェフ・リンの下を訪問するが、リンはプロデュースするためにロイ・オービソンと会っていた。2人に会ったジョージが”この3人でレコーディングが出来ないものか?”と持ち掛けリンとオービソンの賛同・快諾が事の発端。
リンは”ディランの自宅スタジオを借りられたら・・・”と助言しすぐにディラン側も了解する。ジョージは自分のギターを預けていたペティにも会い参加を要請し、その後4人でのスタジオ・セッションが始まる。さらに程無くしてディランも参加し、ここにウィルベリーズなる5人が集結する。
ジョージの新曲過程でのいちセッションのはずが、本人たちをも納得、満足させる出来に一同たちが感動し、そのまま5人によるオリジナルの作曲とレコーディングへと発展し、トラヴェリング・ウィルベリーズのアルバムとしてレコード”VOL.1”は完成された−
1988年世に出た”VOL.1”はヒットし見事翌年のグラミー賞(’89年)の栄冠にも輝いた!・・・
(1)HANDLE WITH CARE( VOL.1)
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