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AQUA(アクア)/ASIA


ひとつの区切りを付けた感の強い前作のライヴ盤(ライヴ・モスクワ09−升院檻坑亜鉾表から僅か2年のインターバルで発表された本作”AQUA(アクア)”。
メンバーの脱退・加入による目まぐるしい変貌から不遇な時代を過ごした80年代後半を改めるが如く、新生エイジアによる新たなる幕開けを告げる再始動アルバムの発表かと思われていましたが・・・
実際、蓋を開けてみればやっぱり!?でこれぞ致命的なジョン・ウェットン2度目の脱退劇がアナウンスされました。。

ウェットンと共に80sエイジアのその殆どのソングライティング、さらにはプロデュース役をも担っていたジェフリ・ダウンズがそのまま新生エイジアの舵取り役としてバンドの看板を存続と継続へ。
前任の代役ならぬ新メンバーに抜擢されたのが、ウェットンと同じく唄えるベーシストでしかも声質も似ているジョン・ペイン(パッション〜ELOパート供砲函△気蕕某轡タリストとしてHR/HM系のバンドで活躍していたアル・ピトレリをそれぞれ新加入に。
オリジナル・メンバーのスティーヴ・ハウは、当時の再結成イエスに合流後、このレコーディングとさらには本作に伴うツアー公演にも参加し、また、カール・パーマーはパーソナルなドラマーとして表記されているものの、サイモン・フィリップスらゲスト・ドラマーも起用されている状態で、もはや影の存在(このレコーディング後、すぐに脱退の模様・・・)に。

収録曲は、明らかにハウのアコギの響きと分かるオープニング曲(1)”アクア・パート1”の穏やかさの空気から続くダウンズのシンセ音で奥行きを持たせたアレンジがイイ(2)”フー・ウィル・ストップ・ザ・レイン?”の繋ぎも美しくアイデアも素晴らしく思います。
中盤はアル・ピトレリのハードでエッジの効かせたフレーズとダウンズのシンセ効果もあって、80sエイジアに近くも、でも違うメロディアスHR調なサウンドでバンドの新境地も感じることでしょうか!
アルバム終盤のこれまたハウ参加(間違い無いでしょう!)での(10)”ファー・クライ”は本作のハイライトになるかと思います。個人的の贔屓目という事もありますが・・(苦笑)
中間部にあるハウの(ペダル)スティール・ギターの被せは、イエス時代の”同志”のときに感じる甘美な響きで、まさにハウらしいフレーズですよ♪


ファンにはご存知!”A”で始まり”A”で終わるタイトル表記、ロジャー・ディーン氏の秀逸されるべき書き下ろしジャケ・デザインで古くからのファンへの安堵感をも誘いますが、アルバム全体像的にはAOR色、ハード色もあり佳曲が並ぶものの一貫性にはどこか乏しく散漫にも思える展開でやはり夢(80年代エイジアの幻影)であったと現実を見せ付けられるかもですね・・。

ウェットンの影を見るペインの声質と彼自身も参加のソングライティングを生かしたAOR色の濃さは、もはや80sエイジアとは別格になり、この先を暗示させる内容にもなっていますね。
シンセ色は濃く、SEも多数駆使しアレンジに工夫を持たせているのはキーボディスト/コンポーザー/プロデューサーとしても献身的にバンドを引っ張るオリジナル・エイジア最後の”残党”ダウンズの”新生エイジア”に懸ける意地と誇りみたいなものも感じてしまいます。

※本作に伴いバンドは来日公演(’92年)を行っていますが、ゲスト・ギタリストにS・ハウも同伴!同じくギタリストにあのメロディアス・バンドtenに在籍していたヴィニー・バーンズも参加していました。


※ASIA(詠時感〜時へのロマン)/ASIA


AQUA(アクア)/ASIA
(1992年)
1.Aqua (Part 1)
2.Who Will Stop The Rain?
3.Back In Town              
4.Love Under Fire
5.Someday
6.Little Rich Boy
7The Voice Of Reason
8.Lay Down Your Arms
9.Crime Of The Heart
10.A Far Cry
11.Don't Call Me
12.Heaven On Earth
13.Aqua (Part 2)

ジェフリー・ダウンズ(key,Vo)
ジョン・ペイン(Vo,b)
アル・ピトレリ(g)
カール・パーマー(ds)
スティーヴ・ハウ(g)

アディショナル(サポート)ミュージシャン
アンソニー・グリン(g)
サイモン・フィリップス(ds)
ナイジェル・グロッカー(ds)

JUGEMテーマ:音楽
sihuku | 音楽(ア行) | comments(0) | trackbacks(0) |
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