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IN THE COURT OF THE CRIMSON KING(クリムゾン キングの宮殿)/KING CRIMSON

祝迎春2008年の栄えある最初の投稿記事は、英国で発売された初盤が1969年10月(今から39年も前!!)になると言う、いわゆるプログレッシヴ・ロック界の至宝?金字塔!?”KING CRIMSON(キング・クリムゾン)の1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」・・・を聞きました。

このキング・クリムゾンの原点は、67年にイングランド南西部の街ボーンマスの楽器店で、ジャイルズ兄弟(兄マイケルと弟ピーター)のバンド・メンバー募集の広告を機に知り合ったロバート・フリップが兄弟たちとセッションすることから始まるそうです。
その後3人はバンドとして(ジャイルズ・ジャイルズ&フリップ)始動します。

アルバムを制作し発表も行いますが、その頃にはイアン・マクドナルドと当時その恋仲にあったジュデイ・ダイブル(フェアポート・コンベンションの初代vo)らが参加し、さらにそのマクドナルドを介して”詩人”ピート・シンフィールドと出会っています。
68年頃にはピーター・ジャイルズの脱退から、同郷人でもあり歌も唄えるベーシストのグレッグ・レイクが加入しています。

’69年初頭すぐには”キング・クリムゾン”と名乗る様にもなっていたそうで、その年の7月にあの!ロンドンはハイド・パークで行われたローリング・ストーンズの”フリー・コンサート”(ブライアン・ジョーンズの追悼をこめた)に参加し、多くのオーディセンスの前でのパフォーマンスに初衝撃があったとも聞きます。

アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」(通称”宮殿”)ですが〜
当初外部よりプロデュース(トニー・クラーク氏)を受けていますが、その出来に納得のいかないメンバーたちが結局はセルフ(自身)プロデュースになっているのですが・・・
これが”衝撃的”です。
叙情性溢れる牧歌的フォーク面、クラシカルで想像力を促すかのドラマ性、テクニカルにジャズ的なインプロヴィゼーションを駆使し知的な野生美をも魅せ、さらに時としてヘヴィ・メタリックな音表現が狂暴性も持ち合わせている。
それらの音楽性が40数分の音空間の中、張り詰めている緊張感をより増幅を繰り返すかの様でもありますよ。
この音像は、静と動、明と暗、光と影、構築と破壊、希望と絶望・・・と言った現世に存在する”表裏一体”の混沌さある世界観が、右往左往にリンクしつつも包括(一つにひっくりめて)されているかの様な印象もあるんです。


ねずみがチュ〜の迎春、そしてこの1日(元日)にケーキ2自身生誕36周年(苦笑)を迎えてしまった事を祝うのには相応しいアルバムかも!です(爆)


↑これまでも幾度と無く再発盤がリリースされているんですね。アナログでもCDでもモノによってはプラチナ値がつき、桁の代わる珍品もあるそうですね。



ファズ(ディストーション/音を歪ませるエフェクター)の掛かったボーカル、変拍子をも巧みに叩く強烈ドラミングは、ラウドで暴力的なサウンド構成で不安感まで煽りつつある(1)”21世紀のスキッツォイド・マン”から”伝家の宝刀”メロトロン(ストリングスなどのオーケストレーションを生むキーボード)が効果的に使われて感動大団円な(5)”クリムゾン・キングの宮殿”まで、緩急ある収録全5曲。いつ聞いても衝撃度は減りません。

ヘッドフォンを着けたままでも、スピーカーの前でも、この音世界から一瞬たりともの隙は与えられていません!そして、隙をも見せられません。
なぜならば、もしもこのクリムゾンの迷魔宮に取り憑かれたが最後!
迷魔宮共々、そこから限り無く拡がりを魅せて行くことになる”プログレッシヴ・ワールド”への片道切符を手に、その後の(音楽)人生をも狂わされた方は少なくないからです―※まさに叫びジャケのごとく!?ですね。
新年早々夜な夜なこの叫びジャケと”にらめっこ”しつつ聞いていました(笑)

また、本作の不思議と思えるところに、時代やシーンの変化や聞く者のその時の心情などでも、聞こえ方が変わってくるそうなんですよね!?
!確かにその”叫びジャケ”は、何かに怯えている様にも見えますし、何かを強く訴え掛けてもいるかの様にも見えます。
果たしてこの一年、年末に再びこの本作を聞いた時にはどの様に聞こえてくるのか!?
”不安”と”期待”と・・・”恐怖”でもありますね。

一年の計は・・・「宮殿」に有りっ!?

と言うことにしておきましょう♪
IN THE COURT OF THE CRIMSON KING(クリムゾン キングの宮殿)/KING CRIMSON
(1969年)
1.21st Century Schizoid Man/including Mirrors(21世紀のスキッツォイド・マン/インクルーディング・ミラーズ)
2.I Talk To The Wind(風に語りて)
3.Epitaph(エピタフ”墓碑銘”)
 a)March For No Reason(理由なき行進)
 b)Tomorrow And Tomorrow(明日又明日)
4.Moonchild(ムーンチャイルド)
 a)Dream(ドリーム)
 b) Illusion(幻想)
5.In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)
 a)Return Of The Fire Witch(帰って来た魔女)
 b) Dance Of The Puppets(あやつり人形の踊り)


ロバート・フリップ(g)
イアン・マクドナルド(key,mellotron,reeds,vibes,woodwind,vo)
グレッグ・レイク(vo,b)
マイケル・ジャイルス(ds,per,vo)
ピート・シンフィールド(作詞、ステージにおける照明効果)

”詩人”ピート・シンフィールドは直接的な楽器プレーヤーでは無かった
ものの、バンドの言わば”血液”となって思想観、宇宙観もある想像性・暗示性のある作詞を担当し、バンドのイメージをそのサウンドと共に決定付けさせる世界観を持っていました。また当初、地下クラブ等でのアンダー・グランド的に活動していたバンドのステージにおける照明等も担当し、それら演出が抜群な効果でその奥深い詞世界のイメージを想起・同調させていて、同じく初期ピンク・フロイドらとサイケ・ムーブメントからプログレッシヴ・ロックへと音楽シーンがシフトチェンジして行くロックの世界観の発展に貢献しています。


reeds=リード(オルガン群)、vibes=ビブラフォーン、woodwind=木管楽器


※ちなみによく聞かれる”ビートルズ(アビー・ロード)を蹴り落としてのナンバー・ワンに.....”とはよく聞かれる名文句(日本盤の帯にも書いてある)なのですが、実際のところ間違いでも無い?ようですが、当時の一般的な認識度も広く信頼度も高い有名チャート誌(例えば”メロディ・メイカー”誌等)では、一度もトップになったと言う記録は無く、他誌においても最高位は5位で、それがこれまでの一般的の記録認識(蹴り落とした!と言う)とは違うものだそうなんですよね。
ストーンズの”レット・イット・ブリード”またはツェッペリンの”供匹その”アビー・ロードを蹴り落としての1位に”の文句に相当するアルバムになるでしょうね=

JUGEMテーマ:音楽
sihuku | 音楽(カ行) | comments(14) | trackbacks(3) |
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Comment
元旦が誕生日だなんておめでたいの2乗ですね!
「おめでとうございます!」

そして元旦に相応しい...ん?相応しい(笑)
もう非の打ち所の無い名盤中の名盤ですよね。
もちろん大好きです。

精神異常者ですから。(笑)
* OZZY * 2008/01/06 12:21 AM |
>sihukuさん、こんばんわ。
いや、明けましておめでとうございます。

新年第一発目に凄いアルバムを持ってきましたね。
私自身「宮殿」はもう何年も聴いていませんね〜(汗)
ただ、このアルバムが何が凄いかって「1969年」に作られたアルバムだと言う事。これに尽きると思いますね。

「アビイ・ロード」を1位から引き摺り下ろした件は、事実はsihukuさんの書いている通りなのかも知れませんが、ビートルズ以降のロックの方向性を最初に示したアルバムである事は、間違いなさそうですね。

それと、アルバム・ジャケットがこんなにあるとは知りませんでした。
私が持っているアナログ盤は、一体写真のどれ何でしょう〜(笑)。

追記。
sihukuさんは「元旦生まれ」なんですか?おめでとうございます。本当におめでたいですね。年男ですね!
今年が素晴らしい一年になる事を、お祈り致します。
(確かkinki kidsのどっちかの堂本も1月1日生まれだったような・・・)
* OASI-Z * 2008/01/06 12:28 AM |
レアな写真でまず驚きました。スゴイ資料を色々お持ちなんですね。このバンドの作られた経緯がとてもよくわかってお勉強になりました。
36歳でいらっしゃるんですか?
私とは一回り以上も違いますね。今後とも色々と教えてくださいね。
* evergreen * 2008/01/06 10:27 PM |
>OZZYさま こんばんわ
あ、ありがとうございますm(_ _)mこの年になると自分でしか祝ってくれる人はいません!(爆)ので=
ホント!非の打ち所のないアルバムですし、結局これに帰ってくるようなアルバムでも・・・ある様な・・・^^
* sihuku * 2008/01/06 10:31 PM |
哀愁のメロディー、メロトロンの音色が何度聴いても泣ける一枚ですね。

日本盤では、やはりロック・エイジ帯が一番値段が高いのではないでしょうか。色々なアルバムがこのシリーズで出てますが、一番人気は間違いなく「宮殿」でしょう。

アビーロード説は、やはり一位ではないようですね。マイケル・ジャイルズもはっきり記憶していて、ライナーの資料と同じく、最高位は5位だとレココレのインタビューで言っていました。

Shihukuさんもネズミ年でしたか!実は僕もなんです(笑) 今年もよろしくお願いいたします〜!
* いたち野郎 * 2008/01/06 10:44 PM |
>OASI-Zさま こんばんわ。
>何が凄いかって「1969年」に作られたアルバムだと言う事。

ですよね=
この音像たちはまさに唯一無二な世界で感動ですよね♪
ビートルズ時代のロックからの(まさに!)進化形(系?)、”ロックの世代交代”への相応しいアルバムの一つだとも思いました。

※おめでとうメッセージありがとうございますm(_ _)m♪
キンキキッズの光一?サラサラヘアーの方が確か?同じ元旦生まれだったかと思います。豊臣秀吉も元旦らしく〜(笑)


* sihuku * 2008/01/06 10:53 PM |
>evergreenさま こんばんわ。
>レアな写真〜
は、この紙ジャケ盤に封入されていたオマケです!^^
>36歳でいらっしゃるんですか?
・・・いえ!(笑)18さいです!(爆)・・・ムムッ?ダメですか。
古いモノは好きですし興味(史実や歴史モノ?)もあるのですが、特に詳しくもありませんし(汗)文章力も乏しくなのですが、、その辺り上手く拾ってくださると〜(^_^;)嬉しいデス♪

ボクの方こそが、evergreenさまはじめ皆さまのを参考・意識・影響されていますよ=m(_ _)m
* sihuku * 2008/01/06 11:09 PM |
>いたち野郎さま こんばんわ。
>哀愁のメロディー、メロトロンの音色が〜
もうどう〜しちゃったのっ!?と思えるほどの音色で、素敵ですよね!^^
ボク個人的にはブート盤等の珍品モノは追いかけていないので詳しくはありませんが、話のネタ的にもピンク・フロイド、クリムゾンらは気になってしまいます。
つい数年前まで紙ジャケ盤までもが相当の金額でやりとりされていて、驚いていました。がこの最近は値崩れされている様で・・・どこかホッとしての安心×2してます(^_^;)

いたち野郎さまも「チュ〜」ですか!?こちらこそ〜本年も宜しくお願いしまあす♪^^
※福浦選手の打撃フォーム、ボクも好きです☆
がランナー溜まって居る時にはゼッタイに迎えたくない!!!打者の一人ですょ(苦笑)
* sihuku * 2008/01/06 11:30 PM |
はじめまして。
TBありがとうございました(^^)。
すごくお詳しいのですね。
また、遊びに来てください(^^)。
* 波野井露楠 * 2008/01/07 5:03 PM |
>波野井露楠さま こんばんわ=
はじめまして!になるかと思います。(TBだけになってしまって失礼致しました/汗”)
”詳しい”・・・と言いますか・・・
いえいえ全然そ〜でも無いんですょ(苦笑)
でもでも好きな部類のロックなので、やっぱりの好きが嵩じてなんでしょうかね?♪w
わざわざのお越しとTBありがとうございましたm(_ _)m
どうぞ今後も宜しくお願いします。
* sihuku * 2008/01/07 8:07 PM |
こんばんは。
普段は小学校の教員なのですが、今年度は特別に大学で国語の研究をさせてもらっていまして、今日も小学校と大学と自宅を行ったり来たりの一日でした。ちょっとバタバタしていまして、更新もままならず、しかも拙い当ブログですが、これからもどうぞよろしくお願いします(^^)。
リンク貼らせていただきました。(お誘いありがとうございました!)
TBはスパム対策で一度保留になる設定になっていますが、よろしければバンバンTBを送ってください(^^)。
それでは、また遊びに来ますね。
* 波野井露楠 * 2008/01/08 7:06 PM |
>波野井露楠さま こんばんわ。
リンクの件の快諾ありがとうございました=
またたびたびお邪魔しに行きますので〜
今後ともどうぞ宜しくお願いします!m(_ _)m
わざわざの返信コメントすみませんでした。
* sihuku * 2008/01/08 10:48 PM |
ども♪ 似たような趣味で似たような発想のブログなので楽しめました。これからも楽しみます♪ 知った顔もお邪魔しているので〜(笑)。
* フレ * 2008/01/12 9:37 AM |
>フレさま こんばんわ。 
わざわざのお越しとTBありがとうございます。
文章的にはかなり怪しい(爆)とこも多々あるかと思いますが〜どうぞ適度に汲み取って頂けると嬉しい♪です。^^
どうぞ宜しくお願いします。
* sihuku * 2008/01/12 8:20 PM |
It comments.









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